お前のために良かれと思ってつい(訂正版)
2012.07.21
注、出演時間間違っていたので訂正します。
正確には18時45分からです。
ピンチへの対処によって人間の真価は決まるもんですね。
残念ながら以下の事象は人間の人間たる限界なのでしょうか。
東電下請けの会社が福島原発で懸命に作業している作業員に持たせた線量計に、放射線を遮る効果がある鉛のカバーをバレないように装着していたようですね。
作業員は完全に被爆したと思います。
東電から仕事を貰う為、そして、作業員を交代させることなく無理させて効率を図ることによって信用を勝ち取ることが優先順位の一番にあるのですね。
下請けの社長も必死だったんだね。
「この仕事を貫徹しなければ未来はない」「誰も下請けの厳しさを分かってくれない」「俺は会社のことを思って」
我が身かわいさですね。 厳しいようですが順序が違います。
バンドもすべての仕事、あらゆる人間関係も家族も恋愛も同じ、結果の果実ばかりに執着したら何かを殺し、死なせ、それを正当化しようする「お前の為だもん、あれは仕方のなかったことだった」をいつまで繰り返しますか。
日露戦争以来、日本人は勇気と統制、臨機応変、自覚と責任を元本に世界から称賛され、瞬く間に一等国の仲間入りをしたじゃありませんか。
あの熱意と責任感はどこかで投げ捨てたのでしょうか。
技術も開発力も中国に追い抜かれていますね。もはやこれからの時代は中国に助けて貰わないと成り立たないでしょう。その中国はチベットを不当に占領したまま、最近もラマ僧二人が焼身自殺しました。これで30人目です。共産党は彼らを「テロリスト」「精神病」と言うていますね。どうなんでしょう?解放ですか?チベットの人たちを古い風習や道徳から救い出した気でいますか?
「チベットの為だから」ですか?もう世界中が知っていますよ。
土地が枯れ、水が腐り、人が荒れ、国が衰えてゆくのです。
教育というのは得難いものです。
人と人との関わり、自立したいと夢見る想像力と創意工夫、他者との相違をいかに乗り越え無から有を生むか、有る時は与え、無いときは素直に頭を下げる目には見えない大切な生命体としての宿命や、営み、感謝の気持ちは誰も教えてくれません。
すべからく環境が教えてくれています。
少年少女の強い好奇心と洞察力。
光の屈折、移り変わる空の色、水面の波紋、風の匂い、死んだ動物の腐臭、土手のアワダチ草、稲穂の実り、都会に居たって子供たちはありのままの生命力溢れる世界をちゃんと見付けています。強く求めているはずです。
一方で2万年を越える放射能の空の下での暮らしを選択したのも少年少女らの親であり、祖父であり、俺たちです。
必死でどうにかしようとして危険な作業を続けるおじさん達の命綱(線量計)が役に立たないもので、それは壊れていたのではなくて、おじさん達が信頼する社長が自分の保身の為に、わざと壊したもので、働くおじさん達なんて死んでも良い、会社が東電から信用と仕事を貰えたら良いっていうことが、この一番大事な局面で、このような形で表れてくるのが、今のこの国の限界なのだとそろそろ受け入れる準備をしておいた方が良い。同時に俺たちはこの事象から学ばなければならない。
この国の隅々にまで、これと同類の事象が侵食している。まずは自分のハートに聞いてみる。精査する。
暮らしの中に、同じ事象はないか?良かれと思って何かを死なせてないか?
これからの時代はリスクを取る時代です。損して徳を取れ!不足から知足へ!
ライブ明日殺ります。
僕らは二番手。18時45分、アメ村パンゲアです。
スクイズメンと一緒です。影山に会えます。
全身全霊で応えようと思います。どうぞいらして下さい。https://ha-gakure.net/?p=547