高山 泰秀 [vocal,mc]
僧侶とポエトリーラップの二足の草鞋である。
ラップとの出会いは、スパイク・リーの映画「ドゥ・ザ・ライトシング」であった。この頃、1990年。まだ高校生だった。
「こんな歌い方もあるのか」と感銘を受けたもんだ。
その後、2002年だったか。Nasというラッパーの「Get Down」を聴いて驚いた。Buddha brandの「SUPER HEAVY FUNK INTRO」という曲もそうだった。
共に好きだったJBの曲をそのままパクリ(失礼)敬意を払いつつの転用(サンプリング)してループして自分の言いたい事を乗っけるという、こういう荒々しい音楽が存在するのかという事に衝撃を受け、一気にサンプリングにハマる。最初に買った機材はローランド社の「SP-202」だった。壊れるまで使い倒した。ちなみに今でもSPシリーズを愛用している。
このSP-202を駆使して夢中になってトラックを組んだが、当時はDTMなど手に届かぬ時代だ。すべて手打ちでHDRに直接打ち込んだ。よってクセの凄いループになるので合せるドラムの影山の良い鍛錬になったと私は思っている。
映画が好きなので映画から色んなヒントを貰うことが多い。また映画からサンプリングすることも多い。僧侶の活動としては講談師(勿論ネタは仏教系) としても活動中。