調子はDoですか?
2007.11.8
今日はレーベルについて何か思う所を書きたいと思いますのです。
レコードレーベルとバンドの関係---------------—
やればやるほど思うのは、お互いに愛し合ってないと子供は産まれないってことです。
宿らない。
ということを過去の僕らを通して思ってる。
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一家一台のテレビから始まり、ファミコン、そして携帯電話、そしてPC。
音楽においてもMTR(お家で手軽に録音、MIX)の普及によって宅録アーティストの出現、サンプラーの普及による一人だけどアンサンブル奏法、そしてCD-Rの登場によるセルフプロデュースの時代へ、ということで、俺らもその恩恵を受けまくっております。
結成当初はまだCD-Rによる自主制作音源の作成というのは手の届かない所にあって、テープでした。
まだ、多数の人の家にカセットデッキがあったって頃です。
でも、すぐにMDに移行して、あっと言う間にMDは消えて、MP3の到来、やがてPCがあればお家で自分のベストがCDに出来ちゃうっていう所謂『焼く』
という言葉が身近で頻発するようになった。
この頃、アーティスト側とレーベル側、著作権協会、リスナー、との間で利権を巡る論争が続いたけど、やっぱリスナーは置き去りの状態での論争でしかなかった。それを尻目にプリンスやU2、レディオヘッドら、ビッグネームが次々とMP3音源を意図的にネット上に流し、音楽とビジネスの新たな可能性をリスナーに示す。
今回も例えばレディオヘッドは価格を設定しない音源をオンラインショップで販売するなど革命的な動きを見せてるよね。
次世代を見据えた素晴らしいアイデアだと思うけど、それが出来るのは限られたアーティストだけであって、俺なんか目がくらみます。
お金も力もない非力なバンドの俺らにしたら、正直、CD買って下さいって思うだけです。
ようするに、格差が生まれてます。
----------ネットを使う者、使えないもの-----—-
インターネットに関して興味深いニュースがありました。
今や、ネットを利用できる人間と出来ない人間の間に、無視出来ない金銭的格差が生じているという話、聞いたことありませんか?
俺が思うに、単に「使う、使えない」という話じゃなくて、
ネットを利用する者と利用される者、またはネットで「搾取」する者と「搾取される」者という相関図だと思います。
音楽の話に当てはめれば前述のレディオヘッドはネットを使いこなしてるんですね。
良質の作品を購入者の設定した金額でダウンロードできるって、とても健全だと思うのだけど、何だろう、この空虚感。
いつも時代の先端はこんな感じなのかな。
それが出来るのは当然、彼らのネームバリューと圧倒的なオーディエンスに支えられて初めて可能な試みであって、恐れることなく、それを実践した意思や思考には頭が下がる。
巷で良く聞かれる「CDが売れない」という言葉。
実際レコ屋も潰れてる。
ネットの存在が直接原因かわからんけど、無視は出来ないよね。
俺らもネットは無視できないって良く良くわかってるし、オンラインで視聴や購入できるようにしたり、着メロ(笑)もトライしてたり(auのみ対応)
とか、勿論、このミクシーもその一部だし、あとマイスペとかね、確かに実感する所も多いし、関心も強い。だからこそもっとライブを丁寧にしなきゃいけない。ネットを通じて知ってもらい、聴いてもらってライブもしたことがない土地で反応してくれた人達に、いつか現地で会いたいし、ライブも観てほしい。
何より、友達になりたい(俺、うざいかぁ)
そう思うと、ネットとインディーの関係も大事だなぁって思う。
けど、それは手段の一つであって、前提にはいつも音楽がないと成り立たない。
アクセス数が物を言う世界だから、とにかく多くの人に関心を持ってもらう為に良い作品を作って、いいライブを繰り返すしかない。
インディーズとネットの関係も大事なんかもしれんけど、先ずはライブですね。インディーズは、やっぱアクセス数よりも「口コミ数」が最重要です。
さて遠回りしたけど、レーベルの話です。
『契約』という名の下に交わされるバンドとレーベルの関係のスタート。
でも、それ以前がやっぱ大事で、お互いに愛してるかどうか。
すくなくとも、自分らの音楽を愛してもらってるかどうか。
結婚に似てるかもね。(まぁ離婚もあるけど、、)
「ぼく、SHINING APRIL RECORDSな生き方の男なんですが、実は、、
君が、、好きだよ」
「え?何?何?ええ、、、本当?」
「あぁ、本当だとも。君を愛してる」
「ええ、、どうし、、よう、、実はあたしも前から気になってて、、でも、、、あたし、、過去に傷のある女よ、、だから、、だから、、あたし、怖い!」
「大丈夫僕に任して!」
「う、、ん、、でも。。あなたの迷惑にならないかしら。。」
「バカなことを言うんじゃない。僕には君が必要なんだ!」
「でも、、あたし、セルフプロデュースできなかった女よ、、きっとあなた、そんなあたしを嫌いになっちゃうわ。。」
「そんな君が好きなんだ!君は安心して音楽を作ってくれたまえ。これからは二人一緒にがんばろう。二人なら苦しいことも乗り越えて行けるさ」
「あぁ、、あたし幸せかも」
「僕もだよ。さぁ早速子供(マルバム)を作ろう!」
「もう!あなたったら!」
と、このようなのは茶番だが、これくらいの温度がないと、どれほど、知名度があるレーベルだろうと意味がないと思うし、やっぱ大事にしてもらいたいから。
この度、ha-gakureは3度目の結婚に踏み切りました笑
こんどこそ強い絆で力を合わせがんばって行きます。
どうぞ、穏やかに見守っていただければ幸いです。
実はあたし妊娠してるんです。
できちゃった結婚という次第です。
赤ちゃんは2月に生まれる予定です。
春が終わる頃にはみなさんのお家のスピーカーまでヨチヨチ歩いて行けると思います。
予定では7つ子が8つ子です。
帝王切開も辞さない構えで日々を送っておりますが愛してくれる夫がいますので心配ないです。
どうぞよろしくお願いします。
主人のきっちゃんからみなさんへ、
SHINING SOUND SYSTEM Vol.29開催!
来る11/24、FANDANGO20周年記念月間にレーベルバンド (リリース予定含) 総出でイベントを行います。
普段からお世話になっているFANDANGOの周年記念ということでレーベル挙げてのお祝いです。
皆さんもぜひ遊びに来てください!
チケットは10/6(sat)各種プレイガイドで発売です。
詳細です。
2007/11/24(sat)
十三fandango
(http://www.fandango-go.com/)
06-6308-1621
大阪市淀川区十三本町1-17-27
shining aprilpresents『 Shining Sound System vol.29』
-fandango 20th anniversary-
open18:00/start18:30
adv.2000yen/door.2500yen
live:MEAT EATERS(tokyo)
スクイズメン Flash Light Experience
ha-gakure
あたしの夫がオーガナイザーの企画なんです。
夫もあたしも頑張ってるので是非来て下さい◎